方針

方 針…文部科学省の制定に基づく

文部科学省では、以下のねらいに沿った教育方針を定めています。

目 的

幼稚園修了までに、生きる力の基礎となる心情,意欲,態度を育てる。

内 容

幼児の発達に必要とされる5 つの領域を定めて教育を行う。

健  康
心身の健康に関する領域
健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。
人間関係
人とのかかわりに関する領域
他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人とかかわる力を養う。
環  境
身近な環境とのかかわりに関する領域
周囲の様々な環境に好奇心や探究心をもってかかわり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。
言  葉
言葉の獲得に関する領域
経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。
表  現
感性と表現に関する領域
感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。

方 針…幼稚園において具体的に展開

文部科学省で制定の方針にしたがって、個性あふれる教育を行っています。

自然と親しむ教育
  • 園内での動植物の飼育や栽培、自然の中での遊び・活動・体験を通して豊かな感性を育んでいます。
  • 自然と触れ合う機会を多く取り入れるため、園外での教育を実施しています。
心身の健康を重視した教育
  • 専任の講師を招いた体育指導、スイミングスクールとの特約による水泳指導、園でのプール遊び、サッカーなどスポーツへの取り組みを重視しています。
  • はだし保育を実践することで、心と身体の両面の健康増進を図っています。
音楽的情操教育・音感教育
  • 子どもの聴覚は6 歳までに完成するといわれていることから、適期教育として音感教育を取り入れている幼稚園があります。
  • 音感教育を生かして合唱やマーチングに取り組み、全国大会や各種イベントへの出場を通して子どもたちの自己表現力・集中力・忍耐力などを育んでいます。
特別教育
  • 専任の講師を招き、日常のカリキュラムや降園後の課外活動(希望者のみ)として、さまざまな「教室」を開催し、一人ひとりの個性を大切にしながら、子どもの持つ無限の可能性を引き出すような教育を実践しています。
  • 保護者の会が中心となって開催している「教室」もあります。
地域交流や国際交流
  • 地域の祭りやイベントに参加するなど、地域社会との交流を積極的に行っている幼稚園があります。
  • 来日している外国人教師、企業研修留学生らを親善行事に招くなど、国際交流を活発に行っている園もあります。
宗教的情操教育
  • 仏教系の幼稚園では、釈迦の誕生を祝う「花まつり」などの仏教的行事や日頃の仏参を通して、命の大切さを教え、人や物への思いやり、感謝の気持ちを育てています。
  • キリスト教系の幼稚園では、「感謝祭」「花の日」「クリスマス」などのキリスト教的行事や神の前で心を静める礼拝、聖書の絵本の読み聞かせなどを通して、人間を超えた大いなるものへの敬虔で謙虚な心と、万物への敬愛の心を育てています。
給食への取り組み
  • 自園調理の給食を採用している園もあり、独自の献立の考案、自然食品や旬の野菜を使った調理、行事に応じた献立の採用など柔軟な対応がなされています。
  • アレルギーの子どもへの対応も徹底されており、別メニューにするのではなく事前に取り分けるなどの工夫がなされています。
家庭教育学級、講座を開催
  • 園児の親を対象とした教育学級や講座を定期的に開催しています。
  • 講師を招いての講義や読書、おもちゃ作り、清掃奉仕などの親子活動、父親を対象とした座談会などを行い、親が教育について考える機会を設けています。
親子サークルを開催
  • 就園前の子どもと保護者を対象に親子サークルを、定期的に開催している幼稚園があります。
  • 親子サークルではリズム遊び、遠足、運動会など多彩な活動を行い、保護者同士の情報交換の場、子育て相談・支援の場として活用されています。